南開大学外国語学院講演

                                2006224

    日本の会社の光と陰

青山学院大学名誉教授

南開大学客座教授 三和 良一

1 はじめに

 「社員」という言葉、知っていますか?

2 日本の会社の簡単な歴史

 2-1 江戸時代には会社はありません

    「組」、たとえば「三井組」

 2-2 明治時代から「会社」ができる

    「三井組」から「三井合名会社」へ

 【解説】会社とはなんでしょう?

3 日本の会社の特徴

 3-1 5つの資本主義

    アングロサクソン型 中央ヨーロッパ型 南ヨーロッパ型 北ヨーロッパ型 

アジア型

 3-2 日本的経営

    会社にたいする忠誠心

    終身雇用 年功序列型賃金 企業別労働組合

    「サークル」と「カイゼン」

 3-3 日本的生産方式

    トヨタ方式 「カンバン」「ジャスト・イン・タイム」

4 日本文化と日本の会社

 4-1 個人主義と集団主義

    「自分のため」か「会社のためか」

    自己主張と協調性 「謙譲の美徳」

 【面接の正しい対応】「働き甲斐」と「自己実現」

 4-2 目先の利益と長期の利益

    「配当・株価」か「企業成長」か

 【面接の正しい対応】「骨を埋める覚悟です」

5 日本の将来

 5-1 国の活力

    光: モノ作りの技­=職人芸 和の精神 平和主義=憲法第9条

陰: 少子高齢化 若者の希望喪失

 5-2 会社の活力

    光: 技術の開発力 たとえばハイブリッド乗用車 

    陰: 忠誠心の弱化 「ジコチュウ(自己中心)」主義

以上